アニサキス症
以下の項目に該当する方はご相談下さい!
- 魚介類を食べた後にお腹が痛くなった
- 吐き気・嘔吐
アニサキス症とは
アニサキスの成虫はクジラなどに寄生する寄生虫です。幼虫はオキアミを経てサバ、アジ、イワシ、サンマ、カツオ、イカなど様々な魚に寄生して感染幼虫になります。それらの感染した魚介類を摂取することで発症します。
日本人は魚を生で食べる習慣があるので、他の国の人に比べて、感染率が高くなっています。
アニサキスは加熱や冷凍する事で死滅します。つまり熱を通していない新鮮な魚介類を食べる事でアニサキス症は発症してしまう為、お刺身やお寿司などを食べる際は注意が必要です。
※以下はアニサキスの動画です。(全画面表示でご覧下さい)
アニサキス症でみられる症状
アニサキス症でよくみられる症状として、激しい胃痛です。アニサキス症の胃痛は特徴的であり、食後数時間から数十時間後に激しい胃痛が発症し、一旦は胃痛が治まりますがその数分後に再び激しい胃痛を引き起こします。場合によっては吐き気を催す事もあります。
人の体内に取り込まれたアニサキスが胃壁を刺激する事で、胃壁でアレルギー反応が起こり激しい胃痛が発症してしまいます。
アニサキス症の治療
アニサキス症が疑われる胃痛が生じた際は、お食事内容の確認と痛みの状況を把握して診断を行います。
アニサキス症の治療は内視鏡検査(胃カメラ検査)で胃の中にいるアニサキスを取り除く事です。
また、感染しているアニサキスは決して1匹とは限りません。胃カメラ検査を行いしっかりと胃の中を観察する必要があります。
お問い合わせ
サバ、アジ、イワシ、サンマ、イカ、カツオなど食べて、胃が痛いと感じた時は、早めに医療機関を受診して下さい。